ちょこれい党-2号館-

レポとよべないなにかの置き場所

【展示】国宝 鳥獣戯画のすべて at 東京国立博物館

20210424 トーハク 国宝 鳥獣戯画のすべて

緊急事態宣言でてしまいましたね。本来なら25日も上野で石崎ひゅーいさんのオーケストラコンサートだったのですが中止に。。24日で入場券おさえていた鳥獣戯画展はギリギリセーフ!やはり25日からは休館だそうで…。博物館の似合う凪砂さんとデートだぜ!

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前もやってたけどあの時は前編/後編でわかれてたらしく全部が一気に見れて事前予約制なんてサイコーだよ!(営業部長談) ということなので行ってきました。ウサギが可愛くて好きだからちゃんとみてみたかったし。

 

そもそも鳥獣戯画とはなんぞや?私のテキトーな記憶では日本最古の漫画という知識なのだが。『擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた作品です』だって。作品そのものは4巻構成。音声ガイドは山寺さんと恒松あゆみさん!豪華!

 

鳥獣戯画 甲巻 : 一番有名なウサギとかカエルがわちゃわちゃしてるアレです。擬人化された動物たちが追いかけっこしてたり相撲をとっていたり。真ん中あたりで紙質が違っていて、絵のタッチもちょっと違う。別の人が描いているらしい。この巻は動く歩道に乗っての鑑賞だったんだけど…確かにみんなが一番見たい部分で立ち止まりがあるとじっくり見れないしめっちゃ画期的な試みだと思う。けど、結局動く歩道に乗るまでの待ちが長い!すっ飛ばす場合はこの巻がまるまる見れないルートしかなくて。ちょっとここの動線が残念だったかなぁ。

鳥獣戯画 乙巻 : ここには身近な動物〜空想/異国の動物が描かれているのだけど、甲巻とは違ってリアルな動物の姿。麒麟とか玄武とかに混じって、山羊が空想異国ゾーンに出てくるんだけど、中国から伝わってきた山羊は当時日本の風土に合わなくて定着しなかったんだって。だから海外の幻の動物枠だったそう。あと、ここに書かれてたバクがめっちゃ怖かった。

鳥獣戯画 丙巻 : ここは前半が人の遊んでいる姿。突然の!人!?!?人が出てくるなんて知らなかったよ。耳とか首に紐を通して引っ張り合うというなんか楽しくなさそうな…痛そうな遊びだな…。後半はまた擬人化動物が登場。一個の絵巻の前半後半でなぜ描かれている対象が違うのかと言うと、本来は絵巻の裏と表に描かれていた別の作品をのちに剥がして繋げたため、とのこと。なるほど、納得。

鳥獣戯画 丁巻 :  丁巻は人がメイン。他の巻に比べて線が太くて動物たちとは違う大胆な動きが伝わってくるよう!実はこの巻はちょっと疲れてきていてサラッとみてしまいました(自白)

このあとに第二部で、鳥獣戯画が伝わっている京都 高山寺明恵上人のお話がつづくのだけど長くなるので割愛。

ミュージアムショップが鬼のような混みで完全に密!大盛況でした。人を殺せそうな分厚さの図録が大人気のよう。私はチケットホルダーオタクでアクリル婆だからこれを買いました!すみっこぐらしコラボも可愛くてつい。f:id:hakhaku:20210424231201j:image

休館が本当にもったいないけど、再開したらいろんな人に観に行って欲しいと思います!